世の中には身体障害により苦労をされている人たちが多く存在し、そこには本当の「親切心」、「思いやり」があることを改めて思った出来事です。
伊東市役所内に知的障害者を援助するカフェがあります。その店では調理士やウェイターとして知的障害者が働いています。
先週の休日に高校時代の友人と伊東市役所でバッタリ会い、そのお店でコーヒーを飲みながらお互いの近況など話していると、隣の席へ3名の年配のご婦人たちが座られました。
少し待っていた様ですが、オーダーを聞きにスタッフが来ないので、自身から「すいません」とスタッフへ声を
掛けられました。
やっと来店に気づき、飛んでくる男性スタッフ。「コーヒーのホット二つとアイスを一つお願いします」と伝えてもパニックなのか、理解出来ない様子でした。
そのお客様はもう一度、ゆっくりと話されました「温かいコーヒーが2杯と冷たいコーヒー1杯をお願いしますね」今度は大丈夫だった様でメモを取り、厨房へ向かって行きました。
盗み聞きをするつもりはありませんでしたが、その後のご婦人たちの会話の中で「自分の息子が同じ障害を
抱えていたらと思うとね」とさらりとおっしゃっていました。
相手の立場になって考えるやさしさに触れた一日でした。